2019年5月1日水曜日

バイク物語 ちょっといい物語シリーズ

スポンサードリンク

俺がデパ地下での買い物を終えて駐輪場にいくと、2人の子供達が自分達の荷物を小汚いママチャリのサドルの上に置いて、隣に止めていたバイクに跨って遊んでいた。
その時、買い物を終えたバイクの持ち主だと思われる
レザージャケットをきてサングラスをした強面な顔の兄ちゃんがバイクの方へ近づいていった。
兄ちゃんはバイクの横で立ち止まり、バイクに跨っている子供達をサングラス越しに鋭く睨み付けた。
それに気づいた子供の一人が、急いでバイクから飛び降りた。
『お、おい!おい!」
『あァ?何だよ?・・・あ!す、すんません・・・。」
と、子供達は本気でびびっていた。
「いや、別に良いけど。カッコイイだろ?このバイク。でもあんまりそういう事すんなよ?」
といいながら、隣のママチャリのサドルの上に置いていた子供達の荷物を彼らに渡した。
「かっこいいなこの兄ちゃん」
って俺が関心して見ていると、
兄ちゃんはママチャリに跨って颯爽とその場を後にした。
スポンサードリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿