2019年4月28日日曜日

缶コーヒー物語 ちょっといい物語シリーズ

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昔(15年ぐらい前)、彼女と夜景を見に行って、ふたりで缶コーヒーを飲んだ。
昔の缶コーヒーはリングプルで、栓が外れるものだったが、
地面に捨てるわけにも行かず、けっこう邪魔になったものだ。
で、オレは彼女に「目を閉じて」と言って、リングプルを薬指に嵌めてやった。
目を開けた彼女は、鬼女になった。
あのときの恐怖は今でも忘れない。
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